司法試験予備試験おすすめ予備校元受験生が徹底比較

弁護士・裁判官・検察官という「法曹三者」になるには超難関国家試験の司法試験に合格する必要がありますが、司法試験受験資格を得るための予備試験も同様の難易度なので、合格目指す受験生のほとんどは予備校を利用します。

法学知識ほぼゼロから予備校利用し旧司法試験受験生をまるまる5年間経験した当サイト管理人のりおが、すでにリリースされている2024年に受講できる最新司法試験予備試験予備校の中からおすすめをピックアップして比較しランキングを作ってみました。評価項目毎で予備校を評価してランキングし総合でも順位付けしています。

実際に予備校を選んで利用した司法試験受験生ならではの視点もきっとありますので、予備校選びについても解説しています。

Table of Contents

司法試験予備試験予備校おすすめ講座総合ランキング

予備校は5校(アガルート/伊藤塾/資格スクエア/スタディング/LEC)。

もっともおすすめしたい予備校はアガルートアカデミーです。あらゆる項目で高評価、特に教材・カリキュラム・サポートの3項目では満点、それ以外でも次点評価(スタート価格だけは相場より高め)。

  1. アガルート予備試験キャプ1

    総合1位:総合力高いハイスペック講座アガルートアカデミー

    おすすめ度:
    28.0点(30点満点)
    費用 4.0
    講義・講師 4.5
    テキスト教材 5.0
    カリキュラム 5.0
    フォロサポ 5.0
    合格実績 4.5
    アガルートのトピック
    • 司法試験予備試験予備校で受験生人気&関心No.1!(検索数・SNS投稿数調査)
    • 総学習時間1500時間での予備試験合格者輩出
    • コスパ抜群内容充実コースからハイクオリティ個別指導と予算に合わせて受講
    • 忙しい社会人にも道具として使いやすい教材
    • 確かな論文対策カリキュラムと家庭教師のような個別指導による高合格率

    アガルートアカデミーは、LECの司法試験講座の人気講師だった工藤北斗氏が数年前に立ち上げた難関資格試験予備校。法律系を中心に資格試験講座をいくつも開講していますが、中でも司法試験講座が最人気です。

    講座基本情報

    運営会社 株式会社アガルート
    講座名(担当講師) 予備試験最速合格カリキュラム 26・27年合格目標 フル/ライト(谷山 政司他)
    講義デバイス オンライン配信・音声DL
    インプット
    • インプット講義:総合講義300(300h)
    • 法律実務基礎・一般教養・選択科目:対策講座あり
    • 論証集の「使い方」
    • テキスト:製本orデジタル
    論文対策
    • 論文答案の「書き方」
    • 重要問題取得講座
    • 旧司法試験論文過去問解析講座(フルのみ)
    • 予備試験過去問解析講座
    • 答練
    • 総添削数最大123通
    短答対策
    • 短答絶対合格!スキル取得講座(フルのみ)
    • 短答知識完成講座Ⅰ・Ⅱ
    • 短答過去問解説講座Ⅰ・Ⅱ
    サポート体制
    • 質問制度
    • 学習サポーター
    • オフィスアワー
    • オンライン自習室
    • 合格ハンドブック
    • 論文マンスリーゼミ
    • 有料個別指導OP:マネージメントオプション
    • 合格者講座料金全額免除or合格お祝い金
    合格実績 令和5年度:司法試験合格者1781名中641名がアガルート有料講座受講者(占有率36%)

    アガルートの講座料金

    アガルートでは「予備試験最短合格カリキュラム」というオールインワン講座が予備試験対策の基幹講座になります。現時点では26/27合格目標と25/26合格目標が併売。中身は26/27が25/26から講師変更とサポート強化を中心としたパワーアップ版、詳細は公式で。

    価格は税抜きで25/26が70万円台から26/27が80万円台から(下表参照)。通信予備校としては相場よりも高めです。低価格重視という方には悩ましい部分かもしれませんね。

    コース名 通信(税込)
    26-27合格目標最短合格カリキュラムライト/フル 888,800円/998,800円
    25-26合格目標最短合格カリキュラムライト/フル 822,800円/932,800円

    アガルート講座の特徴

    講座の充実内容 アガルートのオールインワン講座「予備試験最短合格カリキュラム」の最新(26/27)の充実度は業界一。フォロー制度や短答対策もしっかり、一般教養科目対策は唯一。
    優れた論文合格答案用勢力 インプットから論文メソッドを導入、復習として論証集でリーガルマインドを養成、以後、予備試験過去問や旧司法試験過去問で演習講座で難問にも対応。 オンライン論文添削123通。
    マンツーマン指導OP「マネオプ」 名物のマンツーマン指導「マネージメントオプション」。進捗状況や得手不得手に沿った個別プログラム。正直かなり高額だがそれでも人気OPで合格率は通常の5倍程度。
    数多くの合格者を輩出 トップクラスの合格率。ここ数年で急速に台頭してきた理由の一つ。最新の令和5年度は司法試験合格者641名(占有率36%)。ここ3年で当該講座の受講者数も8倍弱増加。

     

    アガルートはこんな人におすすめ

    • 初学者なので合格まであらゆる点で充実内容講座を探している方
    • 短期合格を狙っている方(1500時間予備試験合格者輩出)
    • 座学でもすき間時間でも両方対応の教材&講義を探している方
    • 通信講座は不安なのでサポート体制充実の講座を探している方
    • 合格者受講料全額返金という高モチベで試験に挑みたい方

    口コミ・評判・合格者の声

    Y.Nさん 男性、40代 令和2年司法試験合格
    合格者3
    2度目の法科大学院卒業後、2回目の受験で合格しました。 アガルートでの学びは無駄なことはできるだけ省き必要なことを試験で対応できるよう整理できる内容。
    I.Yさん 男性、20代 令和4年予備試験合格
    合格者
    アガルートに決めた理由は勢いのあるネット系予備校でかつ合格実績が伸びていたこと、あと評判の良い「重問」の存在です。評判通り「重問」の効果は大きく論点発見能力を養い、論証集の使い方講座で論証を覚えて答案に活かせるようにする勉強法が合っていました。結果、そう勉強時間1500時間で一発合格することができました。

    ひとくちレビュー

    現在、司法試験受験生の中でも最も支持&高評価の予備校アガルート。おすすめしない選択はありません。通信専門の中では高額なのは事実ですが、それだけの内容と言えますし、それでも多くの受講生が集まってきます。人気なのはサポートや特典等の付帯的要素もありますが、テキスト等の教材や高品質と言われる講座や個別指導が本質だと思います。予算合わなければ仕方がありませんが、範囲内なら真っ先に検討してほしいです。

  2. 資格スクエア予備試験キャプ1

    総合2位:ハイコスパと高効率メソッドの資格スクエア

    おすすめ度:
    26.0点(30点満点)
    費用 5.0
    講座・講師 4.0
    テキスト教材 4.0
    カリキュラム 5.0
    フォロサポ 4.0
    合格実績 4.0
    資格スクエアのトピック
    • 2000時間合格を謳う高効率の学習メソッド
    • 価格と内容・受験生サポートのコスパは他校を圧倒
    • アウトプット重視のカリキュラムでこれまで100人超の予備試験合格者輩出

    資格スクエアは、2015年に開校したオンライン専門の新興予備校。学習メソッドは従来型を発展させ、クラウドコンピューティング学習システムを採用。

    講座基本情報

    運営会社 株式会社レアジョブ
    講座名(担当講師) 予備試験合格フルパッケージ10期(樋田早紀宮武広他)
    講義デバイス オンライン配信・音声DL
    インプット
    • インプット講義:基礎講義(7科目/実務基礎/選択科目)(総時間200h程度)
    • 論文攻略講義:論点講義(7科目/実務基礎/選択科目)(総時間170h程度)
    • テキスト:デジタル・製本(有償)
    論文対策
    • 基礎問講義(添削:各科目15問づつ)
    • 論文過去問講義(添削:各科目10問づつ)
    短答対策
    • 短答攻略講義
    • 短答攻略クエスト(アプリ)
    • AI短答模試「未来問」
    サポート体制
    • 質問制度(ワンクリック質問)
    • 月いちオンライン学習支援
    • 学習進捗メール
    • 口述模試(論文合格者特典)
    • 司法試験対策講座(予備試験最終合格者特典)
    合格実績 令和5年度予備試験実績:受講生合格率25.9% 本試験の7.24倍

    資格スクエアの講座料金

    オールインワン講座は「予備試験合格フルパッケージ」と言い最初から数えて10期目になります。製本テキストの有無で価格が変わりデフォルトはデジタルのみ。いぜれにせよ税抜60万円台と非常にリーズナブル

    後程特徴として挙げますが、20万円を超える合格者特典もありますので、子王座の中身と費用のバランスがおかしなことになっており、トータルコスパは業界最強クラスでしょう。

    講座名:予備試験講座第10期

    コース名 通学(税込) 通信(税込)
    合格フルパッケージ(デジタルテキスト) 719,400円
    合格フルパッケージ(製本テキスト付) 759,000円

    資格スクエア講座の特徴

    効率性重視の合格メソッド 効率性を重視した合格メソッド。最短で合格可能受講者を引き上げるには効率よく力を身に着けること。知識取得と論点取得を分けて講義するという他に類を見ないメソッド、アウトプットを重視した論文対策法も効率的。
    アウトプット重視の論文対策メソッド きわめて実践向きの論文対策。段階的に強度を上げて最終的にいつの間にか合格の実力を身に付けるというアウンとプットで訓練。
    他校を圧倒する論文対策 業界一の論文添削数。205通。
    司法試験合格までの受験生サポート 論文合格者には口述模試、予備試験合格者には司法試験対策講座と、通常なら数十万もの費用を要するサポートが受けられる

    資格スクエアはこんな人におすすめ

    • 司法試験合格まで見据えたコスパ最強講座を探している方
    • 試験勉強を科学した高効率メソッドに興味がある方
    • 実践を重視した論文対策で短期間で実力取得できる講座を探している方

    口コミ・評判・合格者の声

    松本さん(仮称) 女性 令和元年度予備試験合格
    合格者4
    地方在住で通学ができない、家事・子育てのすき間時間を活用できる通信予備校を考えていたところ、友人伝手で資格スクエアを知りました。テキストが分かりやすく、短答・論文・口述までサポートが充実していたので、安心して勉強を進めることができました。家事と子育てで日によっては30分ぐらいしか勉強でなかったが、週末は家族の助けもあって8時間程度の勉強時間を確保していました。
    R.Nさん 男性 平成30年度予備試験合格
    合格者
    資格スクエアの入門講義は非常に安く、その点で他の予備校とは一線を画していました。また、入門講座を担当する講師も他校と比べて遜色ない実績をお持ちの方でしたので、その点も不安がありませんでした。結果、金銭面や講座・講師の質どれをとっても、トップクラスであると考えたので、資格スクエアを受講することにしました。

    ひとくちレビュー

    昨年、英会話大手のレアジョブ傘下に入った資格スクエア、2015年開校時から脳科学とITとの親和性に富んだ斬新な通信講座でした。受講者サポート体制が若干薄い気はしますが、合格者サポート含めた講座内容のコスパは業界最強だと思うし、AI等のIT技術を駆使した教材は効率的学習に大いに貢献しています。「2000時間で予備試験合格」という短期間メソッドは時間のない受験生に好評です。

  3. スタディング予備試験キャプ1

    総合3位:低価格とすき間時間学習のスタディング

    おすすめ度:
    26.0点(30点満点)
    費用 5.0
    講座・講師 4.5
    テキスト教材 4.5
    カリキュラム 4.5
    フォロサポ 4.5
    合格実績 3.5
    スタディングのトピック
    • 断トツで業界最安値の受講料は気軽に始められる
    • 入門講義が初学者でも理解しやすいように工夫されている

    スタディングは忙しい社会人でもすき間時間で資格が取れるようにと開校された通信講座。各種講座を幅広く展開し、累計受講者数は8万人を突破している人気予備校です。低価格や分かりやすい講座内容が評判。

    講座基本情報

    運営会社 KIYOラーニング株式会社
    講座名(担当講師) 予備試験合格コース(総合)[2024年+2025年試験対応](小村 仁俊・小倉 匡洋他)
    講義デバイス オンライン配信・音声DL
    インプット
    • インプット講義:法律基本7科目(198h)・法律実務基礎対策講座(12h)
    • テキスト:デジタル
    論文対策
    • 論文対策講座:基本(35h)・予備(試験)実践(55h)
    短答対策
    • セレクト過去問集
    • スマート問題集
    サポート体制
    • 質問制度(有料、チケット制)
    • zoomによるオンライン有料個別指導OP
    • 合格お祝い金
    合格実績 人数等は非公表だが公式HPに合格者の声掲載

    スタディングの講座料金

    スタディングと言えば低価格。下表にある通り、オールインワン講座である「予備試験合格総合コース」でも15万円以下。大手予備校の10分の一程度の価格です。これは驚異的。

    2024年度トピックとしては、個別指導付講座が新設されたこと。サポート体制が弱いと言われてきたスタディングですが、個別指導を望んでいた方には選択肢が広がりました。

    講座名:予備試験合格コース[2024年+2025年試験対応]

    コース名 通信(税込)
    基礎 89,100円
    総合 138,000円
    総合+個別指導付 398,000円

    スタディング講座の特徴

    業界一の低価格講座 最安10万円以下の講座業界一低価格。内容はシンプルだが、それでも一定のクオリティはありますので、気軽に予備試験の勉強始めたい方にはおすすめ。
    わかりやすいインプット講義 初心者が法律を理解できるよう心血注いだビデオ講義。 テレビのワイドショーからヒントを得ているフリップを使っての講義は、法律の初学者でも理解できるように工夫。
    スマホで完結するすき間時間学習 「働く社会人のための講座」というコンセプト。講義と教材を完全オンライン化しスマホ1台あれば学習が完結できるスタイルは唯一無二。社会人には使いやすい講座。

    スタディングはこんな人におすすめ

    • 低予算で講座を探している方
    • 仕事が忙しいのですき間時間学習の講座を探している方
    • 初学者なのでとにかくわかりやすい講座を探している方
    • PC持ってなくスマホ1台で手軽に司法試験の勉強を始めてみたい方

    口コミ・評判・合格者の声

    Y.Yさん 男性 令和4年度予備試験合格
    合格者
    主に通勤時間帯(1日往復2時間)に利用、そのコンセプト通り1コマが30分程度と使い勝手が良く、他社の通信講座と比較しても操作性に優れていました。それから4年間、通勤中は常に講座を聴いていました。最後の1年間は小村先生の判例論証講座をひたすら回していました。
    Tさん 男性 令和年度司法試験合格
    合格者6
    スタディング総合パックを利用。特に、論文講座は、規範捻出の際の視点などを得ることができ、その後の司法試験過去問の検討の際に役立ちました。また、基本講座を高速周回することで、短答式試験の正答率の高い問題を落とさなくなったため、これも有用であったと思います。小村先生、小倉先生、ありがとうございました。

    ひとくちレビュー

    講座料金の安さで選ぶならこのスタディングが最右翼でしょう。大手の10分の一程度の費用で受講可能ですので、比較になりません。昨今は質問制度を優良ながら設けたり個別指導OPを設定したりと内容充実は目を見張るものがありますが、それでも内容充実という観点ではトップクラスとは差があります。そこを割り切れるなら断然おすすめ。とにかく、基本講座のわかりやすさは秀逸ものです。

  4. 伊藤塾司法試験対策講座キャプ1

    総合4位:カリスマ講師と合格実績の大手校 伊藤塾

    おすすめ度:
    25.0点(30点満点)
    費用 2.0
    講座・講師 5.0
    テキスト教材 4.0
    カリキュラム 4.5
    フォロサポ 4.5
    合格実績 5.0
    伊藤塾のトピック
    • 質・量ともに他校を寄せ付けないする分厚い講師陣
    • KINGにふさわしい圧倒的な合格実績

    司法試験予備試験予備校界の”KING”と言って良い、法律資格予備校大手の伊藤塾。通学はもちろん通信講座もあるが、どちらかというと通学に人が集まっている。圧倒的な合格者数が自慢の予備校。

    基本スペック

    運営会社 講座価格帯 講義
    株式会社法学館 110万円台~130万円台 通学/オンライン
    テキスト フォロー 実績
    製本・モノ刷り 質問・カウンセリング R4予備試験ルートの司法試験合格365人が伊藤塾

    伊藤塾の講座料金

    「伊藤塾は高い」という定説がありますが、これは事実だと思います。様々な角度から説明はできますが、講座の絶対的な価格として150万円ものプライスは講座単体としては最高峰かなと思います。

    私がどうこう言う問題ではありませんが、選択肢が増えている昨今、高いなと思わざるを得ません。

    講座名:司法試験 入門講座 2年合格コース 伊藤塾長クラス

    コース名 通学(税込) 通信(税込)
    本科生 1,278,500円 1,238,500円
    本科生+リーガルトレーニング 1,459,000円 1,499,000円

    伊藤塾講座の特徴

    圧倒的講師力 講師は伊藤塾長を始め呉講師などカリスマ講師を揃え、その他も実力を備えた講師陣が軒並み鎮座。質・量ともに業界一。
    確かな合格実績 講師力によるものが大きいと思われる合格実績はこの業界でもトップクラス。司法試験予備校のキングの名にふさわしいもの。
    「論マス」の存在 入門講座論文対策の「論マス」こと論文マスター。論文の分析講義と答練で構成されていますが、この講座を取るために伊藤塾に決めたという受験生も多い。

    伊藤塾はこんなひとにおすすめ

    • 伊藤塾長や呉講師等、業界有名講師の講義を受講したい方
    • 座学中心ですき間時間学習は殆ど想定していない方
    • 勉強時間が比較的取れて多少の時間は掛かっていいからじっくり勉強したい方
    • 受講料の安さより合格実績とブランド力で講座を選びたい方

    口コミ・評判・合格者の声

    Y.Nさん 会社員、女性 平成30年度予備試験合格
    勉強の量では学生に勝てないので、伊藤塾のメニューを最大限利用しながら、いかに効率的に試験対策を行っていくかがポイントになると思います。
    Y.Cさん 学生、男性 平成30年度予備試験合格
    教材としては、伊藤塾のテキストしかやっておりませんが、合格することができました。塾長、本田先生、伊関先生のご指導に従いました

    ひとくちレビュー

    管理人が受験生時代に実際に受講した伊藤塾、当時よりも地位を上げ合格実績は揺るがないものになりました。伊藤塾長や呉講師は私もご指導いただきましたが、塾長は基礎講座、呉講師は論文答練解説では今でも最高峰だと思います。ただ、講座料金の高さやテキストの考え方、オンライン受講への対応遅れ等、個人的に?と思う点は目立ちます。比較的座学勉強時間の取れる大学生向け講座の気がしています。

  5. LEC東京リーガルマインド予備試験

    総合5位:老舗予備校のLECリーガルマインド

    おすすめ度:
    25.0点(30点満点)
    費用 3.0
    講座・講師 4.5
    テキスト教材 4.5
    カリキュラム 4.5
    フォロサポ 4.5
    合格実績 4.0
    レックのトピック
    • クラス制による一貫指導
    • 老舗のブランド力
    • スキがなくバランスの良い講座内容

    資格予備校と言えばという枕詞が付くほどの老舗LEC、司法試験講座も長い歴史があり過去たくさんの合格者と優秀な講師を輩出してきました。司法試験講座については永遠のライバル?伊藤塾に押され気味感は否めませんが、それでも質の高い講座をリリースしています。

    基本スペック

    運営会社 講座価格帯 講義
    1株式会社東京リーガルマインド 100万円台~120万円台 通学/オンライン
    テキスト フォロー 実績
    製本 質問・カウンセリング 1993年~2022年『入門講座』出身の司法試験合格者数5,312名

    レック講座の料金

    講座名:司法試験2年合格コース(武山・田中・赤木・森 各クラス)

    コース名 通学(税込) 通信(税込)
    通学(webフォロー付) 1,160,000円
    通学(DVDフォロー付) 1,392,000円
    通信web(模試自宅受験) 1,102,870円
    通信web(模試のみ会場受験) 1,102,870円
    通信DVD(模試自宅受験) 1,323,300円
    通信DVD(模試のみ会場受験) 1,323,300円

    レック講座の特徴

    クラス制 クラス制の採用。講師を一人決めたらその講師が最後まで面倒見てくれるスタイルですので、指導には一貫性があり、受験生が戸惑うことは皆無。
    バランスの良い講座内容 良い意味でバランスの取れた講座という印象。添削もあり答練もある、コンパクトな入門講義で模試も。

    LECはこんなひとにおすすめ

    • クラス制の一貫指導で司法試験合格目指したい方
    • 大手予備校でもお得な価格で受講した方
    • 取りたて特徴はないが安心感を持って受講したい方

    口コミ・評判・合格者の声

    Hさん 男性、会社員 令和元年度予備試験合格
    私はまったくの法律初学者でしたが、入門講座の先生の講義はとても素晴らしく、法律知識ゼロにも関わらず、初回から法律の世界にすんなり入り込むことができました。また、一方的に受講生に対して講義するというスタイルではなく、適宜、受講生に質問をしながら進めてくださるのが良かったです。

    ひとくちレビュー

    私が受験生の頃は、最右翼の司法試験予備校でしたが、時の流れと共に永遠のライバル?伊藤塾、通信専門の予備校に押され気味のような気がしています。ただ、伊藤塾塾長やアガルートの工藤講師、元資格スクエアの高野講師等は皆レック出身であり、優秀な人材は集まりそれは今でも同様だと思います。大手予備校であり講座内容も良いと思いますが、レックでなければという点には乏しいというのが個人的感想です。

8つの項目で司法試験予備校を比較してみた

コスパで比較

安い高いは単に講座料金でわかりますが、一歩進めてコスパでランキングしてみたいと思います。内容と講座料金で計ってみました。

1位:講座内容と料金バランスが最強資格スクエア 税抜60万円台と業界最安値ではないが価格とその内容。人件費がかかる論文添削が業界最高クラスの205通、論文合格者には無料で口述模試、予備試験合格者に司法試験対策講座を無料提供等、内容と相場を考えればコスパ最強。
2位:業界一低価格のスタディング 費用に関して業界断トツの安さ。10万円前後というのは大手で言えば約10分の一、40万円以下で個別指導受講できるのは、当然ここだけ。価格だけ見れば敵なし。
3位:充実内容で高額?のアガルート 最新版(26/27)の価格帯は通信予備校と大手通信版の中間点、内容充実度は最強。高く感じるか安く感じるかは個人差。

 

講義デバイスの使い勝手で比較

講義の中でも、インプットに当たる入門基礎講義を比較してみました。基本デバイスは何か、オフラインで使用可の音声ファイルの付属、そして、総講義時間の比較です。道具としての使い勝手と、知識詰込み型or復習に時間が割ける型がわかると思います。

1位:必要なものはすべてそ揃ってるアガルート オンラインと音声DL。インプット講義は1チャプター当たり20分程度すき間時間に適す。8段階倍速再生は地味にうれしい。総講義時間約300時間とコンパクト、復習しやすい。
2位:デジタル教材に強い資格スクエア オンラインと音声DL。総時間300時間程度。必要な知識を必要な分だけというアウトプット主義講義。デジタル教材に強い同校らしく、ワンクリック質問、デジタルレジュメ、条文リンク等多機能
3位:すき間時間学習最強スタディング オンラインと音声DL。総講義時間は198時間とかなりコンパクト、1講義30分程度と短くまとめられており、すき間時間も使いやすい。

主要予備校講師を比較

司法試験予備校は、講師のネームバリューで集客する側面もありますので、人気講師を追い求めて予備校を選ぶというのも有りです。世間的な評価と、管理人が直接指導を受けた講師も数人いますので、その辺も含めて。実際にはご自身でHPやYouTubeに上がっているデモ講義動画を視聴してみてください。

1位:質量ともに業界一の伊藤塾 質量とも業界一。塾長・呉講師他、商法訴訟法のスペシャリストの本田講師等、名前で受講生を多数呼べる講師が何人もいる。選択は塾長or呉どちらか
2位:名より実の講師陣アガルート 工藤北斗・谷山政司講師が基礎講義他多くの講義担当。基礎を重視しつつハイレベル講義には定評あり。他の講師は粒ぞろいて評判も良く、質・量備わった充実講師陣
3位:若手予備試験合格者を揃えた資格スクエア 基礎講座で教鞭を執っていた高野泰衡講師は9期をもって移籍。複数の講師が専門掛け持ちで担当。予備試験合格者が多くそこはアドバンテージか。

予備校テキストの使い勝手で比較

テキストのデバイスと機能、簡単な評価をさせていただきました。評価の視点は復習教材としての使い勝手です。見やすさや記述の仕方は大事ですし最後まで使うのに適しているか等。また、WEBテキストの機能として、書込みは可能かどうか。テキストは書込みだらけになってくると思いますので、WEBでも自分だけのオリジナルテキストが出来上がるでしょう。

1位:わかりやすく見やすく使いやすいアガルート 製本とオンライン。工藤講師自作フルカラーテキストは受験生満足度高く業界随一。使い勝手は良し、優秀教材。
2位:多機能なデジタルテキスト資格スクエア オンラインがデフォ、製本は有償。オンラインテキスト編集自在、条文も1クリック表示等高機能と高機能。オンラインではトップクラス。内容簡潔だが良
3位:講義動画と同じテキストスタディング オンラインのみ。web上の書込み可。テキストは講義で使用したフリップと同じ、わかりやすいがカリキュラム上あまり重視していない?

論文対策カリキュラムで比較

予備試験・司法試験合格のポイントは論文試験対策にあると思います。予備校講座での論文カリキュラムは非常に気になるところ。0からいかなるメソッドで合格答案が書けるようになるかチェックしましょう。

1位:人気王座とマネオプアガルート 良講座で基礎段階から論文対策。論証を復習に使ったり旧試験過去問も利用、論文添削も123通。「重問」は大人気講座。必要ならマネオプの個別指導も
徹底したアウトプット主義資格スクエア 合格から逆算した実力進捗。論文カリは論文試験1位者を生む。論文添削は205通と通常プログラムでは業界最多。AIを利用した先進プログラムが充実
3位:論マスと個別指導伊藤塾 基礎段階から論文の書き方や基本問題を。論文添削は46通だが添削者と2way、個別指導に近い。ただし、リートレ付けないと伊藤塾意味ない

関連:司法試験予備試験の論文対策-答案の書き方や最速勉強法をご紹介

フォロー体制で比較

フォロー制度については、ぜひ充実していてほしいものですが、そうは思っていない人も一定数いるのは事実です。どうしても人件費のかかる部分なので受講料安めのところは薄目、というのは認識しておきましょう。

1位:様々なサポートで充実アガルート 独自質問システムから何度でも可(無料)、月一カウンセリング(30分程度、opなし受講生限定)、月一ホームルーム。通信の域を超えた受験生フォロー
2位:在宅校でもライブ受講可伊藤塾 質問制度・カウンセリング制度。オンラインライブ講義
3位:レック

合格特典で比較

予備試験から司法試験へと歩みを続ける過程において、様々な関門がありその都度費用が生じます。予備校はその際のサポート制度を設けています。 各校中身は異なりますが、受講料免除ないし補助、合格お祝い金で統一されています。

1位:合格者は司法試験対策講座無料資格スクエア 論文試験合格者は口述模試無料、予備試験合格者は司法試験対策講座無料
2位:合格者は受講料が0になるアガルート 予備試験合格者は司予備試験合格者は条件付きで講座費用全額返金(26/27)。
3位:合格特典多彩なレック 予備試験合格後、司法試験合格までの講座(答練・模試など)が全て無料、予備試験合格者受講料50万円キャッシュバック。割引制度多数。

合格実績で比較

司法試験予備試験予備校を選ぶにあたって、誰もが気になるはずの合格実績。受講生のどのくらいの人が合格していっているのかを比較。

1位:直近司法試験合格者1556名伊藤塾 令和5年度司法試験合格者1556名が伊藤塾利用者、同年度予備試験合格者の402名(85.2%)が伊藤塾利用者
2位:佐生新司法試験合格者641名アガルート 令和5年度司法試験合格者641名(占有率36%)が講座利用者、令和4年度予備試験合格者数アガルート利用者は全国平均の4.9倍。1,2位を争う合格実績
3位:予備試験合格者7.24倍資格スクエア 100名以上の予備試験合格者輩出、令和元年度予備試験論文試験成績1位者輩出、令和5年度予備試験合格率全国平均の7.24倍

2024年最新の司法試験予備試験予備校選びのポイント

2023年秋より徐々に各校最新講座をリリースしてきましたが、変化はあったのか。あるとすればどういう傾向があるのかをリサーチしてみました。

2024年度は受講者サポート体制強化の傾向

受講生サポート体制の強化を行っている予備校が目立ちます。具体的に、通信専門予備校は2024年度版よりサポート体制の強化をしていますね。

サポートの形はひとつではありません。金銭的なものもありますし学習サポートもあります。いずれにせよ、受験生にとっては喜ばしいことですので、気になる方は各校のサポート体制をチェックして予備校選びの参考にしてみてください。

年々大手予備校の影が薄くなる傾向

数年前から起こっている現象ですが。通信予備校の個性が目立てば相対的に影が薄くなるのが大手予備校です。単なる大手だけではどこも一緒ということになりますので、大手ならではの個性が必要になってきます。

大手が選択肢に上がらないというわけではないのですが、「大手予備校の中から一つどこか」が新進気鋭の通信予備校各校と競うという図式。

通信講座のメリットに着目する

イマドキの予備校は選択肢で言えば通信講座が圧倒的に多いです。そういうこともあり、個人的には司法試験通信講座の方がおすすめです。

もっとも、考え方は人それぞれ、通学がいいよという方もいると思います。大事なのは、メリットデメリット照らして属性やライフスタイルに合った選択をしましょう。

通信講座 通学講座
メリット
  • 自分の好きな場所で好きな時間に、好きなだけ受講できる
  • 受講料が抑えられる
  • 居住地関係なく受講できる
  • 最大限の選択肢をもって講座選びができる
  • 良い集中力を持って受講できる
  • 質問を直に受けられる
  • 受験仲間ができやすい
デメリット
  • 人によってはモチベーションに懸念が起こる
  • 質問等のレスポンスがどうしたってラグがある
  • スケジュール管理の最終決定権が自分になる
  • オンライン受講は意識してないと通信費が多く掛かる
  • 決まった場所・時間に出向かなければならない
  • 東京・大阪周辺にしか教室はない
  • 教室経費が受講料に上乗せされる
  • 選択肢が少ない

教材の使い勝手に着目してみる

慣れてくると地味に利いてくる来るのが教材に使い勝手。通信ではオンラインが主流ですが、受講中は通信費が加算です。無制限プランならまだしも、そうでないと後で結構な通信費請求されます。

オフライン再生が可能な音声ファイルや、絶対利用したい倍速再生機能は忙しい社会人受験生には必須機能です。

また、すき間時間用設定として時間割講義がセンテンス割だとか、テキストのデジタル化とか、スマホで使える問題集等の教材。間違いなく便利だし使えるはずです。

「合格体験記」を予備校選びの参考にする

予備校選びに、「合格者の声」「合格体験記」も参考にすると良いでしょう。「肯定的な意見ばかり見てもしょうがない」という人もいると思いますが、私はそれでいいと思います。

ネガティブな意見は結局どこかで目にすると思いますのでそれで十分。大金払って受講するのにいいイメージでお金払いたいじゃないですか?

それに公式HP掲載の合格者の声は信頼性がありますし、その講座の良い部分良い使い方、良い勉強方法が記されています。これから合格目指そうって者にとってはお金払ってでも聞きたい話だと個人的には思います。

独学では司法試験合格は無理か?

「司法試験は予備校費用がもったいないから独学で目指すわ」こういう方もいらっしゃるかもですね。

旧司法試験受験生の経験からお答えしますが、独学では司法試験合格無理だと思います。理由は一言でいえば「独学で合格できるような試験じゃない」に尽きます。法学部出身、というだけでは同様。初心者よりも多少は有利という程度。

要は暗闇でどこに向かっているかわからない道で迷子になるようなものです

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まとめ-あなたに合った予備校で合格を勝ち取って

長々と最後までお読みいただき、ありがとうございました。以上、元受験生が2022年度おすすめの司法試験予備試験予備校のご紹介とともに徹底比較してみました。

特に上位3校は、司法試験受験業界でもっとも受講生を集めている予備校ですしSNSで話題に上がる頻度が最も多い予備校です。それには理由があるわけで、それだけ実績を残しているということだし、特徴が受験生に受け入れられているということだと思います。

また、予備校に行くか否かを迷ってたりその気はあるけど踏ん切りがつかない方、私が考える決断ポイントの記事もありますので興味があれば参照してみてください。

元受験生がおすすめの最新講座3選

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