
- 業界屈指と思われるオリジナルテキスト
- 受験生の間で非常に評価の高い論証集・重要問題習得講座といった論文対策
- 通常はあり得ない合格者全額返金制度
アガルート司法試験予備試験講座は、まだまだ新興の通信専門予備校ですが、受験生からの支持も高く、すでに明確な強みがある講座です。
その強みとはどんな部分なのでしょうか。講座の特徴としてその強みをご紹介し、ネット上にある評判や口コミと共にご紹介していきたいと思います。
利用者・合格者の評判・口コミから
「論文が当たり前に解けるのがこれほど嬉しいなんて。本当によかった。。。。当たり前に司法試験の論文が書けるようになるのがどれほど大変か…..ありがとうアガルート。学部生でもガンガン受からせるアガルートは本当に神」
Twitterより
「重要問題取得講座だけアガルートの人とかいるけどさ、アガルートのテキストの真価が発揮されるのは総合講義+重問だと思ってる。」
Twitterより
「先輩からの紹介でアガルートを知りました。合格の決め手は,アガルートを信じて手を広げ過ぎなかったことであると感じています。アガルートの講座のみを繰り返すことによって盤石な基礎固めをすることができたと思います。」
男性20代 平成30年予備試験合格者
「総合講義のテキスト,論証集,重要問題習得講座を自分の実力として身につけられるように努めました。短答は,年が明ける前に一度範囲を終わらせ,その際,論文で聞かれたら理由づけまで書けるか,といった具合に単にマルバツがつけられるかという観点を超え,論文を見据えて学習したことは穴をなくす意味でとても有意義だったと思います。」
男性30代 令和元年予備試験合格者
アガルート司法試験予備試験講座って?
アガルートアカデミー(以下アガルート)とは、LECの司法試験講師だった工藤北斗氏が立ち上げた難関国家資格試験の通信予備校です。講座は幅広く開講していますが、やはり司法試験予備試験講座は目玉講座といえます。
工藤先生が自らメイン講師として教鞭を執り、強みがはっきりしている講座として、受験生たちから大きな支持を得ています。
司法試験合格者の3分の1がアガルート受講者
ちなみに、令和元年度司法試験合格者1,502名のうち、アガルート司法試験予備試験講座のセット講座・単体講座のどちらかを受講した受講生は523名、占有率は34.8%を誇ります。
合格者の3割強が自ら進んでアガルートの講座を選んだ理由、それはどんな点なのでしょうか…
講座の内容
司法試験予備試験講座とは、予備試験合格を目指す講座ですが、最終的には司法試験合格まで使う知識・ノウハウの取得に主眼を置いています。
そして、初学者から予備試験合格までのカリキュラムが組まれているセット講座が、「予備試験1年合格カリキュラム」というもの。
初学者が1年で予備試験合格できますよ、という謳い文句になるのだろうと思いますが、正直言いまして、眉唾ものかなと思います。端から諦めるのもナンですが、いずれにせよ、2年3年は最短でも考えておいた方が無難でしょう。
この「予備試験1年合格カリキュラム」がベースのコースになり、これにマネージメントオプションを付けることができます。これはオンラインとリアルがあります(後述)。
過去問や答練もしっかりこなすカリキュラム
下、当講座のカリキュラムの図です。ご覧のように、かなり厚い内容になっています。時間のない社会人にとって、1年間でこれだけのカリキュラムを消化するのはかなり大変ですが、参考程度でご覧ください。
まずは司法試験合格まで使える知識をインプット、同時進行で論文試験対策も進め、途中、過去問まで手を広げていきます。
そして、基礎知識インプット講義が終われば短答試験の準備。並行して旧司法試験の問題をこなしたり、他の科目の準備も開始して予備試験本試験を迎えるという形ですね。
過去問や答練もこなしていくので十分な対策が講じられていると言っていいと思います。
参照:スマホで受講 予備試験予備校の基礎講座について比較
アガルートの強みとは
合格者が合格のために必要だと考えて受講した、アガルートの強みとは何なのでしょうか。初学者の方々にとって魅力的であろう点と共に合わせて5点ピックアップしてみました。
テキスト
アガルートはテキストの質の高さが高評価になっています。制作者は工藤先生。講師自らが作っているのですから安心ですね。
私が良いなと思う点は、シンプルだが必要なことは網羅しているテキストであること。人によっては物足りないと思うシーンもあるかもしれませんが、自分で足していけばいいだけの話。
初めからびっしり書き込まれているテキストは一見良さ気ですが、書き込みするとわけわからなくなります。必要な情報は個人差ありますし、情報の取捨選択という意味でも、最初は必要な情報だけしっかり押さえてある方が大事と考えます、個人的には。
私も一応受験生でしたので経験でそう学びました。この点、アガルートのテキストは知っている範囲ではかなり優秀だと思いました。業界No.1かも?
工藤(アガルート)
○ ときとしてロースクールを上回る高度な講義、既習者には読みやすい簡潔なテキスト
× ときとして一人よがりの独演会、簡潔なテキストは初心者には復習しにくいTwitterより
論証集の「使い方」
アガルートの講座の中でも受験生に非常に評判の良いのがこちら。ちょっと変わった名称ですが、一言で言えば「論証集を使って基礎知識を復習します」ということです。
「総合講義300」という300時間の基礎知識講義の復習を、ただ単に知識の確認をするのではなく、論証といったより実践的な形に昇華して知識の定着を図るという、かなり効率的な復習プログラムになります。
もちろん、復習だけにとどまらず、あくまでひな形に過ぎない論証を、早い段階で実戦で使いかなせるように訓練できるこの講座、既存受験生たちに支持を受けているのも納得です。
「論証」って?
ご存知ない方のために「論証」について解説しましょう。
論証とは、論文問題の答案作成の際に、論点を論述する際のひな形のことです。例えば、論文問題で民法の「94条2項類推適用」の論点や刑法の「原因において自由な行為」の論点が出題された場合に、これらの論証を頭の中から引っ張り出してきてひな形に使うというもの。
論証というものは予め用意されているものですが、それは得た知識を整理して論理的に組み立てた論述です。つまり、論証を使った復習というものは、漠然と復習するよりも、論文のみならず短答にも有効かつ実戦的な復習方法といえるでしょう。
「論証集の使い方って、丸暗記じゃなくてキーワードと論理の流れを押さえることなんだよな。」
Twitterより
「個人的に素晴らしいと思う教材の一つが工藤北斗の合格論証集。アガルート総合講義の付属論証と類似した内容なんだけど、この論証集を完璧にマスターして論点別にカスタマイズしていけばとりあえず論文が書けるようにはなる。演習の中で論証集の論理展開を何度も反芻するように心がけています」
Twitterより
重要問題取得講座
受験生の間では「重問」といわれているそうですが、論文答案の書き方を取得する講座です。各科目の重要と思われる問題をできる限りつぶしていくというスタウルのようです。
全7科目合計約450問、かなりの数ですね。こちらも受験生には高評価を得ています。
「毎回新たな発見があるアガルート重問すごい。予備論文本番までになんとしても脳に染み込ませるww」
Twitterより
「オススメは圧倒的に重問ですね。網羅性が高いですし,一問あたりが軽く,基本論点を…」
Twitterより
マネージメントオプション
「予備試験1年合格カリキュラム」にはオプションを付けられるとお話しましたが、それがこちら。ベーシック講座は受講者全体に向けたものですが、こちらは希望者個別の指導ということになります。オンラインとリアル(ラウンジ指導)に分かれていて料金はリアルの方が高くなります。
オンラインはSkype、リアルは特定の場所へ出向いての指導となり、いずれも週1の直接指導となります。オンラインは場所は選びませんが、リアルは現実的に出向ける場所(早稲田、日吉、飯田橋、駒場、国立、大阪)でないとなりません。
選ぶ価値はある?
想像できると思いますが、直接指導はそれなりに料金はかかります。それでも選ぶ価値はあるのでしょうか?
数字を示しますと、マネージメントオプション利用者は2019年度予備試験最終合格率は全国平均の4.04%に対し17.7%。確かに、マンツーマン指導の方が個別の対策に対応できるし、理解も進むというもの。このマネージメントオプション受講者の数か決して少なくないようですし、その継続率も高いようです。下が個人指導のフローチャートです。
選ぶ価値があるかどうかは個人差というところでしょうか。合格確率を取るか支出を取るか…
合格者特典
アガールートは受講者フォローも充実しています。質問など一定のフォローは当然として、特に厚いのが合格者特典になります。
- 司法試験講座(20万円相当)プレゼント
- 合格者受講料金全額返金制度
「予備試験1年合格カリキュラム」に合格した受講生は、次に待ち受ける司法試験対策講座の講座料金20万円分がプレゼントされます。タダで受講できるということですね。こちらはよその予備校でも実施しているところはありますが、アガルートでも実施されます。
もうひとつが司法試験合格者の受講料全額返金制度です。司法試験に最終合格した受講生は、アガルートで利用した講座料金の全額を返金するものという制度。ちょっとした条件がありますが、「予備試験1年合格カリキュラム」受講者でしたら、この受講料全額返金ですからちょっと驚きですね。ここまでしているのは他にはないと思います。
アガルートの弱みは?
アガルートの弱みですが、何点か存在します。巷でささやかれている部分と個人的に感じている部分合わせてご紹介します。予備校選びの参考にしてください。
講義力に疑問
まずネット上でたまに見かけるのが「講義力の弱さ」です。全体的に見て有名講師といわれている方は工藤講師だけです。だからって講義力が弱いということにはなりませんが、他の有力予備校には名の知れた先生が複数在籍しているだけにマーケティング的には弱みといえるかもしれませんね。
また、その工藤講師についても講義力に疑問を持つ方も存在します。好みが前面に出る部分ではありますが、実際にそういう声はあります。
「アガルートは少し棒読み感(原稿見てる感)があって長時間集中するのが難しそう。あくまで主観だし相性次第でもあるが,決めた後の納得感に繋がりそう」
Twitterより
新興ゆえの弱み
また、これは致し方ないのですが、有名予備校に比べれば知名度は低いです。歴史がまだ構築できていないのでこれからなのですが、すでに実績もそれなりにあるので既受験生限定では十分な名声はあるといえます。時間が解決してくれる部分でしょう。
低価格か?
通信専門というのは安いというのが相場です。当サイトではおすすめしていませんが、耳を疑うような価格の予備校もあります。
アガルートは通学講座もある大手よりは安いですが、通信専門としては高価格帯になります。単価講座やベーシックの講座なら十分低価格といえますが、マネージメントオプションを付けると「結構いくねー」と感じる方は少なくないでしょう。
どんな人におすすめしたいか
学生・社会人、いずれにも支持されているアガルートですから、通信予備校を探している方でしたら人を選ばずおすすめできます。
強いて言えば、評判の良い冊子テキストが無料で付属してきますので、製本テキストでじっくり勉強したい方にもお勧めできます。
また、結構分厚い講座内容ですから、じっくり勉強して早期に合格したいという方にも良いと思います。そういう方でしたら、オンライン・リアルどちらでもいいのでマネージメントオプションも選択すると良いと思います。
講座スペック
講義メディア | web、音声DL、USBメモリーオプション |
---|---|
テキスト | オリジナルフルカラーテキスト |
カリキュラム | 1年合格カリキュラム:総合講義300(300h)、論文答案の「書き方」(オンライン添削付き)、重要問題習得講座、予備試験 論文過去問解析講座、旧司法試験 論文過去問解析講座、短答知識完成講座Ⅰ、短答知識完成講座Ⅱ、司法試験・予備試験短答過去問解析講座、法律実務基礎科目対策講座、一般教養科目対策講座、「旧司法試験・予備試験型答練(オンライン添削付き)、法律実務基礎科目答練(オンライン添削付き)、論証集の「使い方」 |
フォロー | 定期カウンセリング制度 |
価格 | 1年合格カリキュラム:548,000円(オプションなし)~1,220,000円(マネージメントオプションラウンジ指導) |
料金支払方法 | 銀行振込、クレジットカード、コンビニ決済 |
備考 | 受講料全額返金、司法試験全講座無料他各種割引&特典あり |
社会人におすすめの予備試験予備校
資格スクエア

開講5年の通信専門の新興予備校です。経営元がIT企業で技術を生かした画期的かつ効果的な学習メソッド、効率的かつ確かなカリキュラム、元大手予備校で司法試験受験講座で教鞭を執っていた講師陣による質の高い講義、それでいて大手予備校の半分程度という受講料。抜群のコスパで、社会人で通信講座をお探しの方に真っ先にご紹介したいですね。
アガルートアカデミー

元レックの司法試験講師が独立して立ち上げた、新進気鋭のオンライン専門の法律資格予備校。オンライン専門特有のコスパに優れた点はもちろんですが、特にテキストの質は白眉ものとの評判です。他、合格率の高さやあり得ないほどの合格返金制度も気になるところです。社会人でもじっくり勉強したい方におすすめの講座。
伊藤塾

法律資格専門の大手予備校(通学・通信)。予備試験講座も、様々な学力や立場の受験生に合わせて講座を開講しています。あらゆる面で高品質な講座で、特に講師陣は塾長を始め有名講師が在籍。受講料は安くないけど、実績から見て、今最も合格者を輩出する予備試験対策講座。
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