アガルート司法試験一問一答の使い方と評判-復習に元受験生も推奨

司法試験予備校を利用しているのであれば、基本的にいわゆる「司法試験予備校本」なる市販テキストは必要ないと思います。

が、元司法試験受験生という視点でこれは持っておいた方が良いかもという予備校本があります。それはアガルートの一問一答というもの。 あくまで感覚にすぎませんが、現在において司法試験・予備試験受験生で、最も多く利用されている市販参考書だと思います。

実際、累計で4万冊以上売れているようですしね。これは発売時を考えますと参考書としてはかなりの数字ですよね。

この1問1答、どんな市販参考書なのか、また、受験生たちの評判やどんな使い方が効果的なのかを解説していきたいと思いますので興味があればどうぞ。

元受験生がおすすめの最新講座3選

アガルート予備試験キャプ1
アガルートアカデミー
初学者が最短で予備試験合格するためのきめ細かいカリキュラムと高合格実績 → アガルート公式HPで詳細を見る


資格スクエア予備試験キャプ1
資格スクエア
「最小の努力で最高の成果を」IT技術を駆使した独自の高効率メソッドと最高のハイコスパ。→ 資格スクエア公式HPで詳細を見る


スタディング予備試験キャプ1
スタディング
業界最安値の受講料と忙しい社会人学習に最適化した学習カリキュラム→ スタディング公式HPで詳細を見る


アガルートの一問一答とは

アガルートの1問1答とは、アガルートが発行している予備試験/司法試験用市販書籍のことです。用途的には参考書兼問題集といったところでしょうか。

正式名称は「アガルートの司法試験・予備試験 総合講義1問1答(サンクチュアリ出版)」。現在は2版が発売されています。 アガルートの司法試験・予備試験総合講義一問一答 科目は憲法/行政法/民法/民事訴訟法/商法/刑法/刑事訴訟法/労働法/倒産法 が発売されています。

この1問1答、もともとはアガルート司法試験講座の「予備試験1年合格カリキュラム」のマネージメントオプションで使っていた教材らしいのですが、すこぶる好評で市販してみましょうかという経緯があったそうです。

ちなみに現在も7科目で利用しているそうです。 「予備試験1年合格カリキュラム」のマネージメントオプションについてはこちら参照ください。

一問一答はどんな教材か

この1問1答はどういった目的の教材なのでしょうか。ひとことで言えば、復習用教材になります。具体的に言えば、インプットで得た知識を論文試験用にカスタマイズしながら復習する教材と言えます。 インプット、すなわち基礎入門講義で得た知識はあくまで知識にすぎず、それぞれの試験用にカスタマイズしてストックする必要があります。知識を論文試験仕様にカスタマイズするための教材が1問1答というわけです。

一問一答第2版の改訂点は?

アガルート1問1答は2019年に第1版が発売され2021年に第2版が発売され現在に至っています。この第2版、第1版と比較しての改訂点はどこでしょうか。

重要キーワードの暗記促進機能を高めています。各問の解答部分において、これは暗記してもらいたいという重要なキーワードを赤塗し、赤いシートを付属させています。

シートをかぶせることによって、赤塗キーワードが隠れるという仕組み。よくある暗記方法ですね。下画像、黄色マーカーはされていませんが、以下の通りが改訂点になります。 アガルート一問一答か第2版改訂点

アガルート1問1答の評判は?

このアガルートの1問1答、世の評判はどうなのでしょうか。ツイッターで探してみましたがたくさん出てきました。これはほんの一部ですが、スクショしてみましたのでご覧ください。 アガルート一問一答のツイッター評判⓵ アガルート一問一答のツイッター評判②   アガルート一問一答のツイッター評判③ 皆さん共通してるのは復習の際に有効活用しているということ。さらに… アガルート一問一答のツイッター評判④ つぶやきにもありますが、実は復習方法って千差万別でそれが効果的かどうかのジャッジって難しい部分です。

その点、アガルートの1問1答は、多くの受験生が評判を聞き、実際目を通し「これはいいかも」と納得できる教材と言えるのでしょう。 論文用復習を1問1答でしていくってありそうでなかったものと言えます。

弁護士もおすすめするアガルート1問1答

このアガルートの1問1答、ご覧のように受験生の評判はすこぶる良いのですが、合格者から見たクオリティ―はどうなのか気になりますよね?というわけで、とある弁護士さんがこの1問1答についての感想を述べています。

ご覧のように絶賛されていますね。こんな使い方いいんじゃない?という指南までいただきました。

アガルート一問一答の効果的な使い方

アガルートの1問1答はどのような使い方が効果的な勉強になるのでしょうか。アガルートの1問1答は知識の暗記目的で使用するのが効果的な使い方になると思います。

この1問1答のそもそもの狙いは、論文試験の答案を書く際に必要な知識を論文仕様にまとめるというものです。

ですから、インプットで入れた知識を論文試験仕様に再構築して復習・暗記するというのが理に適った使い方だと思います。

インプットの復習で利用するのが効果的な使い方

ツイッターを眺めていると、この一問一答ユーザーの受験生は、インプット後の復習に利用している場合が多いようです。

アガルートのカリキュラム、というよりアガルートに限りませんが、論文試験対策はインプット段階から始めるのが昨今の業界のトレンドです。

だとすれば、インプットの復習時点で論文仕様に知識をまとめるのは時期尚早ということは決してなく、むしろそうするべきであり、その教材にアガルートの一問一答はうってつけということになります。

「耳で覚える総合講義1問1答」講義でさらなる効率化

アガルートでは現在、この一問一答の解説講義動画が販売されているのはご存知でしょうか。題して「耳で覚える総合講義1問1答」。講師が一問一答の各問を読み上げ解説を付け加えるというものです。特徴として、

  • 全ての問題と解答をスピーディーに一気に読み上げ
  • メリハリをつけつつ、論文式試験をより一層意識したポイント解説

が挙げられます。目で追うだけでなく耳からも学ぶことができ、車の運転や歩きながらでも復習することができます。以下動画の一部を切り取ったものになります。 耳で覚える総合講義一問一答スクショ   現時点では全科目ではありません(民法/民事訴訟法/民事実務基礎/商法/刑法/刑事訴訟法)が、各科目揃っていますし、単価的にはそれほど高いものでもないので、一問一答をもっと効率的に使いこなしたい!という受験生にはチェックしてみてほしいです。

まとめ

アガルート1問1答についてお話させていただきました。こんな市販予備校本、おそらく既発では存在しないと思いますが、まさにありそうでなかった予備校本と言えますね。

個人的、いや、多くの専門家はあまり手広く手を出す(あれこれ教材を使う)ことをおすすめしていませんが 、このアガルート1問1答はあっていい市販予備校本だと思います。

予備校カリキュラムの復習用としても1問1答形式だからどこでも使えますし、効果的な復習になり得る教材だと思います。