司法試験予備試験受験業界においては、コロナの影響もあり通信講座が人気です。2010年代中盤まではどちらかというと通学の方が多かった印象がありますが、今は確実に逆転しているでしょう。
そんな司法試験における通信講座人気について、この資格スクエアによる部分も少なくないような気がしています。 その資格スクエア予備試験講座について、ちょっと掘り下げてみようと思います。
なぜ人気の通信講座になり得たのかがきっとわかるんじゃないのかなと思います。
資格スクエア予備試験講座とは
資格スクエアは、2015年開校の新興の通信専門オンライン予備校です。AIの導入やオンライン化をいち早く進めてきて、その意味ではこの業界の先駆者的存在ですし今でもトップランナーともいえます。
予備試験講座は、予備試験ルートから司法試験合格を目指す者たちに向けた、開校以来一貫して人気の講座であり、多くの合格者を輩出してきました。 資格スクエア受講者での予備試験合格者その数は100人超。予備試験について→ 予備試験とはどんな試験?最新日程や受験料・属性別合格率推移を紹介!
現在の予備試験講座は9期にあたり、講座名は「予備試験合格フルパッケージ」。合格に必要な実力から現時点までを逆算し、段階的かつ計画的に力を付けていくというカリキュラムを組んでおり、無理なく効率的に学習を進めていける内容となっています。
まさに「最小限の労力で最大限の効果を」という思想が垣間見え、時間の社会人が利用するに持って来いの講座と言えます。
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資格スクエア予備試験講座の特徴
資格スクエア予備試験講座の特徴、いろいろありますが個人的にはここで以下の3つを取り上げたいと思います。
- 有名ベテラン講師によるインプット講義
- 脳科学やAIを活用したオンライン教材や学習ツール
- アウトプット中心の効率的プログラム
それぞれ解説していきます。
高野泰衡講師によるインプット講義
初学者が予備試験合格を目指すにあたって最初の壁は受講開始直後いきなりやってきます。それは「法律の理解」。法律の世界、カルチャーショックとまでは言いませんが、ちょっとこれまでとの世界が違うなと感じるはずです。ここを乗り越えるためにインプット講義の講師の力量が大事になります。
この点、9期インプット講義の担当講師である高野泰衡講師は安心。高野講師はこの世界のベテラン講師で評価の高い講師です。あの伊藤塾塾長伊藤真氏の元同僚で伊藤塾立ち上げ時は伊藤先生と共にレックを離れて専任講師になっています。
何を隠そう、管理人の私も伊藤塾受講生時代は高野先生に教えていただきましたが、法律をかみ砕いて初学者に理解させる講義はピカイチです。初学者で法律が理解できるか心配という方、高野先生の講義なら太鼓判押せます。
高野先生の講義が神でした!学生の時も先生の講義を受けたかったと思ったくらい。法律の敷居を下げてくれました。
社会人 令和2年度合格者
基礎講座が良かった!試験頻出分野かつ勉強の強弱がついていなかったところが理解できたし、コンパクトで見返しも楽、資料も見やすかったです。
大学生 令和2年度合格者
インプット講義はどういうもの?
高野先生が担当するインプット講義は「入門講義/基礎講義」となります。講義時間は300時間強。この時間は短めとも言えますが、300時間程度でまとめている予備校は他にもありますので、その意味では平均的です。
一つ言えるのは、必要最低限のインプットで済ませ、そこをベースにアウトプットで肉付けしているカリキュラムであるということ。効率性重視です。 オンライン講義動画の配信ですが、音声ファイルも用意されているので(無料)、DLしてオフライン再生も可能。必要に応じて使い分ければOK
インプット講義のテキストは?
資格スクエア予備試験講座のテキストは、デフォルトはデジタルテキストです。オンライン講義時に表示されるタイプですね。プリントアウトも可能なのでオフラインでも閲覧は可能。
ただ、冊子タイプが良いよという方も少なくないので冊子テキストも最初から選べます。その分価格は上乗せされますが、選択は可能です。
「未来問」や「短答攻略クエスト」という学習ツール
資格スクエアは早い段階からデジタルソースの有効活用が目立っていましたし、学習をサイエンスの視点で考えており、非常に画期的な予備校でもあります。予備試験講座9期ではこの技術について2点挙げておきます。
短答攻略クエスト
「短答攻略クエスト」とは資格スクエア独自の技術で開発した短答学習ツールです。合格者の短答演習方法の研究や脳科学研究をもとにしたもので、全年度の予備試験短答式試験問題を収録しています。通勤時間やちょっとした待ち時間など、すき間時間で短答演習が可能です。
未来問模試
資格スクエア独自のAI技術による未来に出題される予想問題を「未来問」と名付けられていますが、9期は模試としてリリースしています。今どきの予備校講座で模試が付属してるのは珍しいですが、その意味でもうれしいツールと言えます。
充実のアウトプットプログラム
資格スクエアのカリキュラムには「勝負はアウトプット」という考え方があります。予備試験の勉強時間の7~8割程度はアウトプットになりますので、ここでどんな勉強ができるかが極めて大事です。
基礎講義段階から論文演習
資格スクエア予備試験講座では、基礎講義の段階から試験最難関の論文試験をにらんだアウトプットが組み込まれています。インプットと並行して論文演習が行われます。
もちろん、難易度レベルはだいぶ下げたものになっていますが、とにかく、初期の段階からアウトプットをこなして実力を育んでいくカリキュラムになっています。
論文添削205通
論文答案作成力養成、とにかく実践あるのみ。特に、アウトプットと同時にインプットを積み上げることのできる論文添削は非常に大事な学習方法と言えるでしょう。
資格スクエアでは、逆算プラン以上で205通の論文添削ができます。この数は講座単体で見れば業界最多になります。
資格スクエア予備試験講座の費用
資格スクエア予備試験講座はどのくらいの料金で受講できるのでしょうか。講座価格自体も気になるところですが、資格スクエアは特典等も充実しています。ので、特典まで含めての受講費用を解説していきます。
「予備試験合格フルパッケージ」の講座価格
現行の9期のパッケージものはこの「合格フルパッケージ」のみで、製本テキスト有無の選択肢があります。内容を考えれば非常に高コスパのパッケージ講座と言えます。
単価での講座を希望の受験生のニーズに応えており、その意味では9期は幅広いニーズに対応していると言えるでしょう。単価についての詳細は公式HPで各自ご確認ください。
合格フルパッケージ(9期) | 660,000円(税込) |
---|---|
合格フルパッケージ(9期)製本テキストなし | 620,400円(税込) |
資格スクエア予備試験講座の合格者特典
予備試験の最終試験は口述試験ですが、この口述試験対策って基本的にはどこの予備校も講座のカリキュラムとしては設けておらず、希望者別途有料という形にあります。資格スクエアでは、論文試験合格者に対し口述試験模試の受講が無償になります。
さらに。予備試験合格後の司法試験の対策が必要になりますが、すべての予備校は別講座になっており、通常は料金が別途発生します。資格スクエアも例外ではありません。しかし、予備試験講座受講者で合格者は司法試験講座を無償で受講できる特典があります。
特典 | 条件 |
---|---|
予備試験口述模試無料受講 | 予備試験論文試験合格 |
司法試験対策講座無料受講 | 予備試験最終合格 |
資格スクエア予備試験講座の合格率
資格スクエア予備試験講座の合格率を含めた実績のお話をしたいと思います。
最新の令和4年度予備試験では、資格スクエア受講生の合格率は本試験の6.29倍の合格率22.8%(本試験は3.6%)でした。 過去には予備試験論文試験のトップ成績の受験生を輩出した実績もあります。
資格スクエア予備試験講座の評判
資格スクエアがほかの予備校よりも低価格だったことがきっかけで受講を決意しました。社会人ですので、平日は2時間程度で休日は6時間程度。効率よく勉強し合格する、これが一番良いところかなと感じました。資格スクエアはオーバースペックではない合格を目指すというスタイルの予備校で、効率が良いと思いました。
短答は、何と言っても「資格スクエアの短答アプリ+過去問」ですね。気軽にできて、ポチポチしてるだけで学習になるっていうのがすごい便利なところだと思います。短文事例問題、資格スクエアで言う基礎問を解いて、論点と書き方を知って、そこから過去問をやるっていう流れで進めました。
1周目を早く終わらせられたことは資格スクエアを選んでよかったと思います。
資格スクエアのカリキュラムは最適でした。電車に乗っている通勤時間で、短答用のテキストを読んだり、論証を繰り返し見たり、WEBで講義で聴いたり・・・。毎日コツコツ続けていく事がポイントです。
基礎講座、基礎問演習のおかげで、かなり早い段階で過去問にチャレンジできる力がつきました。また、過去問の動画添削は非常に役に立ちました。
まとめ
以上、資格スクエア予備試験講座についてお話させていただきました。正直な話、資格スクエアはアガルートと伊藤塾の陰に隠れがちの感はあります。ありますが、その内容と実績は2つの予備校に比肩できるクオリティ―は持っています。 受講生の評判も良く、
- 講義の満足度:97.7%
- オンライン機能の満足度:96%
- カリキュラムの満足度:91%
という評判の良いモノです。 脳科学とAIを活用したメソッドやツールは他校にはないのものですし、独自のカリキュラムは唯一無二のもの。「最低限の労力で最高の結果を」、こういった予備校を探しているのなら、検討してみてください。
旧司法試験受験生の経験がある私管理人が、2024年にリリースされている司法試験予備試験予備校の中からおすすめをピックアップして比較しランキング作ってみました。さらに、評価項目毎でも順位を付けて評価しています